診察待ちの車内。ちょっと不満そうなサク (笑) |
前回の記事で、ソファの下に避難したものの確保され連れ出されたサク。
2週間に1回の定期受診です。
調子が悪くなって2週間待たずに受診することも結構あるけれど、今回はなんとか大丈夫でした。
サクは大腸がんの転移と思われる腫瘤が肺にもあり、徐々に大きくなっています。
昨年の8月に調子が悪くなったときに今の病院に病院を変えて、その時にエコー検査をしてもらうと、胸水が少し貯まっていました。
胸水を抜いて検査すると、血清成分がみられ、おそらく腫瘤は転移性の腫瘍で胸水はそこからの滲出液だろうということでした。
ちなみに胸水というのは大きく分けて2種類で、漏出液と滲出液があります。
漏出液は主に心不全などで生じる胸水。SNSやYouTubeなどで猫ちゃんが心筋症で胸水が貯まってしまったという話を目にして切なくなることがよくありますが、その時の胸水はほぼこちらの漏出液ですね。
滲出液は肺炎や悪性腫瘍などで生じる胸水。滲出液には血清成分がみられます。
サクの場合は後者。腫瘍に伴う炎症による滲出液。胸水を抜いた時に先生が調べてくれて、血清成分がみられると言っていました。
そこで、炎症を抑えて胸水を抑えられればと、以前からアレルギーの痒み止めとして飲んでいたステロイドを【 1錠/日➞2錠/日 】に増量して飲ませたところ、胸水はなくなりその後も出ることはなかったのですが、、、
前回2週間前のエコー検査でまた少し胸水が貯まっていました。
抜くほどの量ではないということで少し減らしていたステロイドを再度増量【1.5錠/日➞2錠/日】。
2週間経ち、さて、胸水は減ったのか?増えてしまっているのか?
「ねぇねぇもう帰ろうよ!」と言わんばかりにこちらをみつめてくる (^^;) |
さて診察です。一通り普通の診察をして、先生がサクを抱っこしてエコー室へ。
どうかなあ。。。。数分後、
先生「胸水はなくなっているみたいですね。」
!!! よかったー!
私「そうですかー。お薬効いたのかな。」
先生「うん、そうですね。」
「…ただ、腫瘍そのものがだいぶ大きくなってきているようです。。」
・・・・・・・・・
私「あぁ、、、そっかぁ。んー、、、」
先生「胸水ならね、貯まって苦しい時は抜くことができるけど、腫瘍だとね。。」
そうだよね、腫瘍だともうどうすることもできない。。
今は動いたときや排便で気張ったりしたときに呼吸が早くなり少し苦しそうにみえますが、安静時や寝ている時は少し呼吸は早いけれどそこまで酷く苦しそうではありません。
でも、着実に残された肺の容積が減ってきている、、現実を再認識させられました。。。
エコー写真はわかりにくいので、サクの最近の肺のレントゲン写真を。
なにかの参考になれば・・・ ⇓
白い丸が徐々に増えていて、空気が入る黒い部分が減ってきてしまっています。。
「おそらく腫瘍」としているのは確定診断していないからです。
胸水がまた貯まって苦しくなってしまうのをできるだけ避けるために、増量したステロイドはそのまま継続することになりました。
ステロイドといえば副作用が心配ですが、幸いサクは今のところステロイドの副作用はでていません。
ステロイドの副作用は猫ちゃんは比較的出づらいとのことですが、主な副作用は肝機能障害や糖尿病。長期間の服用は注意が必要です。
サクはステロイドを飲むようになってもう1年以上。副作用は心配ですが、今は副作用が出る心配をするよりも胸水を予防することの方を優先すべきとの判断です。
主治医の先生はこういう判断をする時、ほぼ必ず相談、私達の意向も聞いてくれます。
それでかえって悩んでしまうこともあるけれど、私達飼い主ができるだけ納得して治療できるようにという配慮なのだと思います。
診察後、お薬をもらって帰路に。
サクがいつもより激しくニャーニャー!
どうしたのかと少し心配したけど帰宅後キッチンへ直行!
ん?お腹すいてたのね 笑
食べられないことも多いだけに自分から食べたいと食べてくれると、ほんとに嬉しいよ。。。
★診察にかかった費用
診察、胸部エコー、内服薬
¥9,680-
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